猫の手舎では1年365日毎日、
金子みすゞさんの詩を
鈴木澪のイラストとともに発表しています。
今日のみすゞさんの詩は「燕の母さん」です。
ぜひ、みすゞさんの詩を読んでみて下さい。
鈴木澪と一部作曲家・大西進先生のコメントも読んでくださいね。
皆さまのコメントお待ちしています。
今日の猫の手舎物語はこちらから↓
クマの記憶もうっすらとしてきたその翌年春に息子のお友達が可愛い子猫をここにで飼って下さい、とおいていった猫がいました。
その子の名前をみお母さんは「ポッポちゃん」と名付けました。
みお母さんはほとんどの猫の名前を自分で付けました。
かづを父さんが猫の名前を付けたのはただ一匹だけ。
「銀之助」(ギンちゃん)だけです。
ポッポちゃんは、気が小さくて臆病者でした。
みんなのあとをこそこそと付いて行ってばかりいました。
でも、そんなポッポちゃんをみお母さんは、正に「猫っ可愛がり」していました。
ポッポちゃんはコーヒーミルクが好きで、いつもみお母さんからコーヒーミルクを飲ませてもらっていました。
ポッポちゃんは、先輩のオスのランちゃんに可愛がられていました。
二人で一緒に撮った写真を愛猫雑誌に投稿したことがあって、それが入選したこともありました。
出来の悪い子は余計に可愛いものだということかも知れませんが、みお母さんは今までの猫で一番かわいいとまで言っていました。
いつもランちゃんの傍にいて、甘えていたようです。
これほど依頼心の強い猫も他にはいませんでした。
でもただただ臆病で、みお母さんはいつもいつもポッポちゃんのことが心配でなりませんでした。
でもポッポちゃんはみお母さんとランちゃんと一緒にいる時はとても幸せでした。
猫の手舎
コメントをお書きください