今日もみすゞさんのページに

来ていただきありがとうございました。

猫の手舎では一年365日、

毎日みすゞさんの詩と鈴木澪のイラストを

紹介させていただいています。

 

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「闇夜の星」です。

 

 闇夜に迷子の 

 

星ひとつ。

 

あの子は

 

女の子でせうか。

 

私のやうに

 

ひとりぼつちの、

 

あの子は

 

女の子でせうか。

 

 

(闇夜の星:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

 

このような詩があるのは、

 

とても悲しく思えます。

 

みすゞさん自身満たされぬ淋しい思いを

 

この世の中に感じていたのでしょうか。

 

それとも多感な少女のもつ

 

センチメンタルな表現なのでしょうか。

 

鈴木 澪

 

 

「あの子は女の子でしょうか」

 

と二度問いかけます。

 

女の子でなくてはならないのです。

 

まっくらい中で行き先をさがす

 

私のように、絵をイメージすると

 

希望の星のように光ってみえました。

 

曲は後半、スキャットにして

 

そのことを表現してみました。

 

よくアンコールされる曲です。

 

(曲集・4集に収録)

 

大西 進

  

※大西 進先生は、みすゞさんの詩のすべてに作曲された音楽家です。

私、鈴木 澪は先生にみすゞさんの歌を歌うコーラス部に参加し、大西先生に指導をうけました。

そして、先生の影響でみすゞさんの詩にイラストを描くことを始めました。

 

みすゞさんの詩画集も作っています。

金子みすゞ詩画集(鈴木澪イラスト)

 おのおの16点の詩とイラストを掲載しています。

 第1集「みんなちがってみんないい」

 第2集「見えぬものでもあるんだよ」

 第3集「みんなを好きに」

 

また明日もぜひ遊びに来てくださいね!

お待ちしています。猫の手舎