今日もみすゞさんのページに

来ていただきありがとうございました。

猫の手舎では一年365日、

毎日みすゞさんの詩と鈴木澪のイラストを

紹介させていただいています。

 

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「柱巻き」です。

 

 柱巻きしいしいかへらうよ。 

 

學校の御門をくゥるくる、

 

木がありやその木をくゥるくる、

 

としやくのまわりをくゥるくる、

 

皆手(みんな)をつないでくゥるくる。

 

この路や、なんにもないみちだ、

 

一年生の子がゐるよ、

 

あの子のまはりをくゥるくる。

 

「柱(はアしら)巻きやどうかいな。」

 

「柱巻きやどうかいな。」 

 

 

(柱巻き:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

 

こんな遊びは私は知りません。

 

地方によって、子どもの遊び方は

 

異なるものですね。

 

子どもは遊びの天才です。

 

どんなことでも遊びに変えてしまうものですね。

 

鈴木 澪

 

 

このあそびは知りません。

 

だれかおしえて下さいな。

 

学校へ行くみちは、

 

おはなしを考えるみすゞさんですが、

 

学校へ行ったらお友達となかよくなり、

 

帰りみちはこんなことして帰る

 

「普通の子」これがまたたのしい風景です。

 

大西 進

   

※大西 進先生は、みすゞさんの詩のすべてに作曲された音楽家です。

私、鈴木 澪は先生にみすゞさんの歌を歌うコーラス部に参加し、大西先生に指導をうけました。

そして、先生の影響でみすゞさんの詩にイラストを描くことを始めました。

 

みすゞさんの詩画集も作っています。

金子みすゞ詩画集(鈴木澪イラスト)

 おのおの16点の詩とイラストを掲載しています。

 第1集「みんなちがってみんないい」

 第2集「見えぬものでもあるんだよ」

 第3集「みんなを好きに」

 

また明日もぜひ遊びに来てくださいね!

お待ちしています。猫の手舎