このページでは金子みすゞさんの
本日の詩をご紹介しています。
「きょうのみすゞさんの詩は・・・」
「空と海」です。
春の空はひかる、
絹のよにひかる、
なんでなんでひかる。
なかのお星が
透くからよ。
春の海はひかる、
貝のよにひかる、
なんでなんでひかる。
なかに眞珠が
あるからよ。
(空と海:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
春の空と海がひかるのは、
こんな意味があったのか……
とみすゞさんに教えられた思いです。
こんな風に考えられるのは
みすゞさんの心は、きっと星や真珠
のように美しかったに違いありません。
鈴木 澪