今日もみすゞさんのページに

来ていただきありがとうございました。

猫の手舎では一年365日、

毎日みすゞさんの詩と鈴木澪のイラストを

紹介させていただいています。

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「振子」です。

 

時計の窓をのぞいてる

 

止つたふり子はさびしさう。

 

窓のそとには、街がみえ

 

子供が縄とびしてゐるに、

 

だれかみつけてくれないか

 

鞦韆(ぶらんこ)押してくれないか。

 

窓の硝子をのぞいてる

 

錆びたふり子は、さびしさう。

 

 

(振子:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

 

止まった時計は用が足りません。

 

人でも道具でも用無しになってしまったら、

 

それは悲しいです。寂しいです。

 

世の中、人のために

 

仕事ができることが生き甲斐というものです。

 

鈴木 澪

 


※大西 進先生は、みすゞさんの詩のすべてに作曲された音楽家です。

私、鈴木 澪は先生にみすゞさんの歌を歌うコーラス部に参加し、大西先生に指導をうけました。

そして、先生の影響でみすゞさんの詩にイラストを描くことを始めました。

 

みすゞさんの詩画集も作っています。

金子みすゞ詩画集(鈴木澪イラスト)

 おのおの16点の詩とイラストを掲載しています。

 第1集「みんなちがってみんないい」

 第2集「見えぬものでもあるんだよ」

 第3集「みんなを好きに」

 

また明日もぜひ遊びに来てくださいね!

お待ちしています。猫の手舎