二貫借りてる
かんしゃくの、
やりばのなさに
投げ出した、
竹のおもての
こみどりを、
ちかりと白く
光らせる、
縁の日ざしの
うららかさ。
十二竹
かへしそこねて
投げ出して、
すこし泪の
にじむ眼に──
(十二竹:金子みすゞ)
『金子みすゞ全集』
(JULA出版局)より
子供時代に遊んだ竹の棒、思い出しました。
十二竹というんですね。
名前すら忘れてしまった遠い日、
今の子供たちには考えられない遊びでしょう。
鈴木 澪
日曜の午後で書いた十二竹が気になって単独登場!
いなかに行った時、あそんだことのある人から
12竹をもらって来ました。
私の筆立に立ってます。
そろえてチョンチョンなげてつかんでやってみました。
大西 進
※大西 進先生は、みすゞさんの詩のすべてに作曲された音楽家です。
私、鈴木 澪は先生にみすゞさんの歌を歌うコーラス部に参加し、大西先生に指導をうけました。
そして、先生の影響でみすゞさんの詩にイラストを描くことを始めました。
みすゞさんの詩画集も作っています。
金子みすゞ詩画集(鈴木澪イラスト)
おのおの16点の詩とイラストを掲載しています。
第1集「みんなちがってみんないい」
第2集「見えぬものでもあるんだよ」
第3集「みんなを好きに」
また明日もぜひ遊びに来てくださいね!
お待ちしています。猫の手舎