今日もみすゞさんのページに

来ていただきありがとうございました。

猫の手舎では一年365日、

毎日みすゞさんの詩と鈴木澪のイラストを

紹介させていただいています。

 

 

「きょうのみすゞさんの詩は・・・」

 

「十二竹」です。

 二貫借りてる 

 

かんしゃくの、

 

やりばのなさに

 

投げ出した、

 

竹のおもての

 

こみどりを、

 

ちかりと白く

 

光らせる、

 

縁の日ざしの

 

うららかさ。

 

十二竹

 

かへしそこねて

 

投げ出して、

 

すこし泪の

 

にじむ眼に──

 

(十二竹:金子みすゞ)

 

『金子みすゞ全集』

(JULA出版局)より

 

 

子供時代に遊んだ竹の棒、思い出しました。

 

十二竹というんですね。

 

名前すら忘れてしまった遠い日、

 

今の子供たちには考えられない遊びでしょう。

 

鈴木 澪

 

 

日曜の午後で書いた十二竹が気になって単独登場!

 

いなかに行った時、あそんだことのある人から

 

12竹をもらって来ました。

 

私の筆立に立ってます。

 

そろえてチョンチョンなげてつかんでやってみました。

 

大西 進

  

※大西 進先生は、みすゞさんの詩のすべてに作曲された音楽家です。

私、鈴木 澪は先生にみすゞさんの歌を歌うコーラス部に参加し、大西先生に指導をうけました。

そして、先生の影響でみすゞさんの詩にイラストを描くことを始めました。

 

みすゞさんの詩画集も作っています。

金子みすゞ詩画集(鈴木澪イラスト)

 おのおの16点の詩とイラストを掲載しています。

 第1集「みんなちがってみんないい」

 第2集「見えぬものでもあるんだよ」

 第3集「みんなを好きに」

 

また明日もぜひ遊びに来てくださいね!

お待ちしています。猫の手舎